Diagnostic Radiology |
CT、MRI、X線透視装置、超音波などの画像をもとに診断を行います。 近年の画像診断装置は、著しく進歩しておりより高精度な画像が得られるようになりました。 CT装置では、マルチスライスCT装置の導入により、高速撮像が進み、全身を1回の息止めで撮像できるようになりました。 撮影された画像は、血管や骨の3D画像やバーチャル内視鏡ばかりでなく、4Dイメージまでもワークステーションで画像処理できるようになりました。 MRI装置では、高磁場化が進み、より高速で高分解能な画像が得られるようになり、MRスペクトロスコピーによる分析や拡散テンソルイメージによる神経線維の走行までも画像処理により把握できるようになっています。 画像診断機器の技術革新に伴い把握できる画像情報は、飛躍的に増加しています。これらの膨大は画像情報から正確な診断をするには、専門の医師による読影が不可欠です。しかし、日本では放射線科医の多くが、全身の画像診断を行っているのが現状です。個々に専門の得意分野を持ちながらも、各地域の病院の要求や必要に応じるためにGeneral Radiologistとして活躍しています。 今後もますます放射線科専門医の需要が高まることは確実です。 |